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キシリトールは本当に虫歯予防の効果がある?

2018年9月28日

皆さんこんにちは。

大手町野村ビルデンタルクリニックです。

 

フッ素と並び、虫歯予防のアイテムとして世に広く知られるようになったキシリトール。キシリトールは「酸を作らない甘味料」として注目され、ガムやタブレットをはじめ様々な商品に配合されています。

 

ただ実はキシリトールの他にも虫歯を作らない甘味料は存在します。キシリトールは「糖アルコール」と呼ばれる糖類の一種で、ソルビトールやマルチトール、エリスリトールなども糖アルコールに属しています。そしてこれらの糖アルコールもキシリトール同様に、虫歯を発生させることはありません。

 

またキシリトールが「虫歯予防に効果がある」と大々的に宣伝されたことからか、あたかもキシリトールには「虫歯の発生を抑える力」があると勘違いされがちです。しかしキシリトールはあくまで虫歯にならない甘味料に過ぎず、キシリトールが虫歯菌を減らしたり、キシリトールだけで虫歯を完全に予防できたりするわけではないのです。

 

今回はあらためて、キシリトールと虫歯の関係についてお話ししたいと思います。

 

キシリトールは虫歯を作らない甘味料

虫歯は虫歯菌が糖をエネルギー源として体内に取り込み、その代謝の過程で作られる「酸」が原因で発生します。カルシウムを主成分とする歯は酸に弱く、虫歯菌が産出した酸に長い時間さらされると表面から少しずつ溶けだし虫歯になります。

 

一方のキシリトールは砂糖と同様の甘さがある一方で、虫歯菌がそれを体に取り込んでも酸をつくりだすことができません。そのため同じ甘い食べ物でも、キシリトール配合のものは酸が発生しないため虫歯になることがないのです。

 

キシリトールが虫歯予防に良いといわれる理由

キシリトールが虫歯予防のアイテムとしてもてはやされるのには、上記の「酸をつくらない」こと以外にも理由があります。

 

まず1つはキシリトールが砂糖と似た構造をもちながら虫歯菌のエネルギー源にはならないため、虫歯菌の活動を弱めてしまう点です。ただあくまで「弱める」だけで、虫歯菌を「減らす」わけではありません。

 

もう1つはキシリトールによってプラークの性質が変わる点です。虫歯菌は砂糖を原料にして「酸」のほかに「不溶性グルカン」と呼ばれるネバネバした物資を産出します。このネバネバによって多くの虫歯菌が固まりとなって歯の表面に付着し、虫歯リスクを高めてしまいます。しかしキシリトールからはこの不溶性グルカンも産出できないため、結果として虫歯菌が歯の表面に付着しにくくなります。

 

いずれの働きも虫歯リスクの低減にはつながりますが、虫歯をなくすまでにはいたりません。キシリトールはあくまで虫歯予防の補助的なアイテムとして活用していきましょう。

 
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